UTCPレクチャー「翻訳と反転のポリティックス――『アンティゴネー』合唱歌を再読する」
2010年12月2日(木)16:30-18:00
東京大学駒場キャンパス101号館2階研修室
講演者:西山達也(UTCP)
ソポクレスの悲劇『アンティゴネー』における有名な合唱歌「不気味なものは数多くあるが・・・」(第1スタシモン:332-364行)をめぐって、詩人ヘルダーリンが精神錯乱(Umnachtung)の閾において遂行した翻訳と、その存在論的改訂版ともいうべきハイデガーによる翻訳(『形而上学入門』および『イスター講義』における)を改めて精査します。また、ハイデガーの解釈から多大な影響を受けたジャック・ラカン(1901-1981)による解釈も参照する予定です。
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2010/12/utcp_lecture_nishiyama_tatsuya/